東建ハウスの仕事55【わたしは欠陥検査員8】
欠陥住宅の検査依頼です。床下のボルトのチェック写真です。ホールダン金物とアンカーボルトのナットがなんと手で回して外れてしまうのです。つまり締め付けていないのです。地震時に柱の引き抜きを止める補強金物ですが役目を全く果たしていないのです。
震度5以上の揺れで、柱が引き抜け上部構造体が崩落することは間違いないでしょう。欠陥というよりは手抜き工事です。たまには床下に入ってみてボルトナットを手で回してみて下さい。もしボルトが回ったら座金をスプリング座金に交換して手の届く範囲の部分だけでも締め付けて下さい。
このままではすごく、大きい問題ですよ。必ず確認して下さい
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あかば 茂
代表取締役 : 東建ハウス
東建ハウス株式会社代表取締役。お客様から『ここに頼んでよかった』の言葉をいつも聞きたくて日々仕事に取り組んでいます。また、平成10年に欠陥住宅の撲滅を目的に設立したNPO法人東日本住宅検査協会理事長の肩書きも持つ。
趣味は車・バイクと旅と歌、音楽を聞きながら一日中走っていても平気。座右の書は【ナポレオンヒル成功哲学】

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