東建ハウスの仕事19【コンクリート強度】
基礎はコンクリートの強度によって保っていると言っても過言ではありません。下の伝票はコンクリート打設時に生コン会社から提出される性能表です。呼び方欄に表示してある数字は重要な内容ですので覚えていると安心です
当社の基礎は表記のように【呼び強度…27】【スランプ…18】【粗骨材の最大寸法…25】を使用します。呼び強度とはコンクリートの圧縮強度で単位はニュートン(N)です。つまり強度は27ニュートンです。冬場は27Nで夏場は24Nが必要です。18Nや21Nなどで打設している基礎屋さんも多いので気をつけて下さい。
スランプとはコンクリートの柔らかさで数字が多いほど柔らかいのです。スランプ18が最適です。柔らかいほうが施工しやすいので以上の数字で注文する基礎屋さんも多いのですが砂利とセメントが分離(砂利のみが下に下がること)してしまうので適当ではありません。
粗骨材の最大寸法は25mmです。砂利の直径でこれは決まっていますので問題ありません。現在工事が完了している建て主さんは伝票を確認してみてはいかがですか。自分の住まいの基礎の強度を把握していると安心ですよ
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あかば 茂
代表取締役 : 東建ハウス
東建ハウス株式会社代表取締役。お客様から『ここに頼んでよかった』の言葉をいつも聞きたくて日々仕事に取り組んでいます。また、平成10年に欠陥住宅の撲滅を目的に設立したNPO法人東日本住宅検査協会理事長の肩書きも持つ。
趣味は車・バイクと旅と歌、音楽を聞きながら一日中走っていても平気。座右の書は【ナポレオンヒル成功哲学】

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