Blog東建ハウス スタッフのブログ

東建ハウスの仕事16【古民家再生Ⅱ】

上の写真はポーチ及びテラスの石張りを残して完成した状態です。完璧な耐震補強も行っていますので安心です。内部も外部も新築同様で出来栄えです。ただし残すべき梁はデザイン的にも残してあり何とも言えない趣をかもし出しています。仕上写真は板戸を補修して使用し馬屋を部屋にしました。

玄関ホールの部分です。ホールは京畳、内障子は既存の組子障子を直して設置し“玄関”ではなく部屋の一部として表現しています。壁は【しっくい】天井は【杉板】です

ビフォーアフターの写真です。施主様は新築も考えていましたが『ぜひ再生を!』との私共の要望を取り入れていただき再生工事を行うことに決定ました。第一期工事で屋根工事を行い第二期工事で内外装工事と2回に分けて行いい下の写真は一期工事の屋根を撤去した写真です。築150年程度経過していると思われます。小屋組みは今の匠の技で加工できる大工は限られている施工技術で釘はほとんど使用していません。使用していても一本一本作った釘で6寸(180㎜)位の長さがありました。建築の歴史を知る上でも貴重な住宅です。

 

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あかば 茂

あかば 茂

代表取締役東建ハウス
東建ハウス株式会社代表取締役。お客様から『ここに頼んでよかった』の言葉をいつも聞きたくて日々仕事に取り組んでいます。また、平成10年に欠陥住宅の撲滅を目的に設立したNPO法人東日本住宅検査協会理事長の肩書きも持つ。 趣味は車・バイクと旅と歌、音楽を聞きながら一日中走っていても平気。座右の書は【ナポレオンヒル成功哲学】