住まいの教室4【七つの家づくりコンセプト】
4つ目は【何を】です。【何を】とは住宅の性能のことで涼しい、暖かいのことですね。今まで住宅の性能は他社との差別化のアピールの為施工業者が提案して『説得』してきた内容です。断熱の施工方法は各社の特徴をいかした提案をしていますが、栃木県内は高断熱用の断熱材(熱抵抗値を表示したもの)を使って正確な施工方法で行えば特に問題はないと考えます。
注意すべきは、断熱性能が特段に上がるとの説明で住宅価格が跳ね上がる工法は、一旦躊躇してご自分で納得するまで知識を取り入れて『家族にとって要求していた断熱性能かどうか』を確認してください。住んでみてから費用対効果を疑っても後の祭りです。現実的にそのような相談も多いのです
また、様々な断熱工法があり工法の良い悪いに対して誤解をしている方も多いのです。断熱工法は材料と正確な施工が一体で効果を発揮する工種ですので『うちの断熱材は最高級の断熱材を使います』の説明で性能が良い住宅ではないのです。
施主様も十分な施工知識を身に付けていただきたい項目です。なお、2020年以降は地球環境を守るため断熱等級4が施工義務になることが法律で決まっています。
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あかば 茂
代表取締役 : 東建ハウス
東建ハウス株式会社代表取締役。お客様から『ここに頼んでよかった』の言葉をいつも聞きたくて日々仕事に取り組んでいます。また、平成10年に欠陥住宅の撲滅を目的に設立したNPO法人東日本住宅検査協会理事長の肩書きも持つ。
趣味は車・バイクと旅と歌、音楽を聞きながら一日中走っていても平気。座右の書は【ナポレオンヒル成功哲学】

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